プライムで映画見ました。
久々に映画みました、役所広司さんの演技がとても良かった。

掃除って気持ちいい
役所広司さん演じる平山が、東京のトイレをきれいにする仕事をしていく。
何でもない一日が、東京の下町の景色と、男性の丁寧な生活で、とてもオシャレに見える。
便器の下も鏡で確認して汚れを取っていく。
車には、掃除の道具がいっぱい。本当はそこまでしなくていいのに、完璧にきれいにしていく
しんどそうではない
平山の周りの人たちに友人のような存在は出てこなかった。
でも行きつけの飲み屋や銭湯の人、いつも公園にいて、会話はしないけどご飯を隣で食べている人
公園で見あげる木や、こぼれ種で芽が出た木を育てていて寂しさは全くない。
古いアパートはきれいに掃除されていて、好きな本やカセットテープ、写真が綺麗に並べられている。
友達がたくさんいるから幸せというわけでは無いなあ。周りの人によって自分のペースは乱されるけど、迷惑が掛かることもあるけど、それがまた良い
音楽がオシャレ
音楽はカセットテープで古い音楽を聴いていて、昔のフィルムカメラで景色を撮影して休みの日に現像に行くというルーティーン
古本を買ってきて寝る前に読むのもルーティーン。ここでは幸田文の「木」という本を読んでいた。
あと、フォークナーの「野生の棕櫚」。パトリシアハイスミスの「11の物語」が出ていた。今度読んでみよう。
何でもないんだけど心に残る
何か事件がおこるわけでも、悪い人をやっつけるわけでも感動する訳でもないけど、良い気持ちになる映画だった。
掃除をしてきれいになっていくのを見るのも、きれいに掃除された場所に入るのも嬉しい事だし。
作中で、平山は実はお金持ちの家の子なのに、掃除の仕事をやっているということが分かる
選んでやっているから、見ていて気持ちが良いんだなあ。
この人良いなと思う人が読んでる本って読みたくなる。
自分が好きな感じの人の真似をしたくなる。人ってそういうもんなんだな。
私も日々をパーフェクトは難しいかもだけど丁寧に過ごそうって、真似したくなる。
沢山良い事を話す人より、行動している人だねえ。
幸せって何だろうって考える
同じことをしていても、幸せそうに見える人と見えない人がいる。平山は幸せそう。
人間関係では、言葉が多くても伝わらないこともある。平山は人とベタベタせず、淡々と生活をしていても孤独に見えない。
本や自然を友達にすることができるんだな。人間との付き合いだけじゃなく。
女の子が出てくると画面が華やぐ
この間友達と、若い頃って若いだけで価値があった。って話をしていた。
若い女の子が出てきたら、登場するだけで画面が明るくなって楽しい雰囲気に変わった。
アラフィフの私。若いころは自信がなかったけど、もっとワガママもいって、遊んでおけばよかったなあ。とボンヤリ考える。
若い子でどんどん前に出ていく子、頼もしい。色々挑戦してほしい。
おっちゃんが遊ぶ
昔ながらの〇×ゲームや影ふみをして遊ぶシーンがある
こういう単純な、相手になってくれる人がいないとできない遊びをやってない。

小さいころは楽しく遊んでたのに
良い大人が遊んでるって思われたらいけないから遊んでないけど、成人男性も遊んだほうが良いし、アラフィフの私も遊んだほうが良い。そして、掃除をもっと丁寧にしようと思った