懐かしい光景が沢山出てきて、引き込まれました。
リリーフランキーさん、良い役者さんですね。でも、もともとはイラストレーターだったんですね。
何を描いてたのか調べてみたら、あれ!知ってる。おでんくんってリリーさんが作者だったんや。

おでんくん
おでんくんはすもうのまわしが似合う。今だったらおでんに異物混入しててダメとか言われるんかな。

九州の田舎から東京へ
リリーさんの自叙伝、九州の田舎の景色や、家の中の様子がすごく懐かしい。
九州で過ごした子供時代と、大人になって東京に出てきてからの風景が違いすぎて、別の国の話を見ているみたい。
リリーさんは私の10歳年上。日本の様子って短期間ですごく変わったんだな。
リリーさん役のオダギリジョーが着ている服が可愛い

明るい色の服が似合ってる
時々お父さんが出てくる
お父さんがちゃんとしてなくて、お母さんとボクをちゃんと養ってくれないけど、何かあったら出てくる。
文句も言わず働いて東京の美大に行かせてくれる明るいお母さん。
お母さんは押しつけがましい事も言わないし、辛いとか苦しいとも言わない。
なので、つかず離れずお父さんといつまでも交流がある。受験の時に助けてくれたり、アドバイスをくれたりもする。でも他の女と暮らしていたりする。
不思議でおおらかな関係だ。
大学に入ってクズになる。
リリーさんって、沢山遊んでいて、ダラダラしてきちんとした生活ができない事も経験しているからあんなゆるくて楽しい作品をつくれるのかな。下ネタもOKで、説教されそうにない。
うちの子も大学2年生で遊びまくって単位を落としたけど、私はこのお母さんみたいな対応は絶対できないと思う。

息子よ、ごめん
4年生で、何にも単位が取れてないから、学校辞めようかという電話に「お店をするからもう一年いきなさい」と言ってくれてお金を送金してくれる。
東京に限らず都会って魅力ある
沢山の人、たくさんの価値観を見ることが出来る魅力的な町に住み続けるのは、お金がかかるし大変。
大学卒業してからも、しがみつくように住んでいた東京でがむしゃらに仕事をして
が売れっ子になったフランキーさん、お母さんを東京に呼んであげます。

お母さんが東京の仲間とも
楽しく過ごしてる幸せな描写がつづくよ
フランキーさん、優しい
東京にお母さんが来たのに、お母さんをほったらかしで飲みに行って、飼っていたウサギをほったらかして死なせたりしてたけど、追い込まれたら仕事も看病もちゃんとする。
人間ってそんなものかもしれないなあ。
家族って一緒にいると、いて当たり前になっちゃうもんね。
元気なころは分からないんよね。ありがたみ
闘病
お母さんのガンが再発して、病院に入院することになる。
ガンの手術が出来なくて、抗がん剤治療をするが、合わなくて苦しむ。
リリーさんは最期までちゃんと見てあげて、旦那さんも看病に来る
お葬式は、皆でお見送りする。
お母さんが残した箱
お母さんが、私が死んだら開けてくれ
と言って残していた箱を開けるとき、お父さんに一緒に見るか聞くと「見ない」というのでリリーさんが一人で箱を開けると、手紙やへその緒、写真などが出てくる。
手紙には旦那選びには失敗したと書かれていたので、お父さんいなくてよかった。

不満はあったのかもしれないけど
外に出さなかったんだね。
昔の女性は強くてすごかった。
都会の風景と、病室から見える東京タワーがとても綺麗で、良い映画でした。あんな肝っ玉かあちゃんになりたいもんだ。