なかはらけい子さんの本を借りました。
この方は、若いころから機織り、染物をして、東京に住んでいたこともありますが田舎暮らしをされている人です。
孤独とか、貧乏とかネガティブワードが、全く当てはまらない楽しい方です
何でも手づくり
調味料を手作りされています
マチュピチュ風調味料の作り方は、玉ねぎとレモンとパプリカのみじん切りを塩につけた物
しその実を醤油につけた物。
とってもシンプルだけど、自分で収穫したもので作るから、ダシが無くても美味しそう
豆乳マヨネーズは、豆乳と酢と味噌とオリーブオイルで作るそうです。
豆乳も自分の家で作ってるんだって。シンプルで、オリジナリティがある。自分が食べるものだからそれでいいのよね。
麹で味噌を作る
小豆で味噌を作るそうです。大豆でも作るけど、つぶれやすいから小豆が楽だそうです。
小豆と麹をあわせて8時間温めると、砂糖なしのあんこが出来上がります。
麹はつくれないけど、つくってみようかな。
柿酢をつくる
よく熟れた柿を瓶に入れておくと、柿酢ができるそうです。
瓶に入れておくだけで出来る調味料があるなんて!!
私は食べたことないんですけど、老化防止や風邪予防など健康に良いから食べるといいよと書いてます。
けい子さんは、柿の皮を瓶に入れておいてつくるそうです。中身は食べちゃうんですね。秋になったら私も作ってみよう。
ラッキョウをつけた酢や、梅干を作った時に出る梅酢もお料理に使うそうです。
ザワークラウト
瓶にキャベツ半分を千切りしたものを入れて、塩を入れてキャラウェイシードを入れて重しをして数日おくとザワークラウトになっているそうで、これを豆乳に入れて室温に置くと、豆乳ヨーグルトができているそうです。
乳酸菌で発酵するんだもんね。
納豆
納豆は、藁を柔らかく煮た大豆の中に入れておくとできます。ストーブの上で温めたりしてるようです。
藁の中に沢山の菌がいて、藁で作った納豆はおいしいけど、藁を高温処理しておかないと、食中毒をおこすセレウス菌が繁殖することもあるらしく、シソやペパーミントや山椒の葉を一緒に入れておいても作れるそうです。
物知りだなあ。
納豆は柿酢と一緒に食べるのも美味しいんですって。
炊飯器で30時間保温してできた納豆を、小分けにして食べているそうですよ。
梅エキス
青梅を金じゃないおろし金でおろして種を取って、ずっとかき混ぜながら土鍋で煮ます
胃が悪い時に飲むといいそうです。家にも母が作った梅エキスがあるんです。10年以上前のものですが何も変わらず使うことができます。小さい頃おなかが痛い時に飲んでいました。
染物
この方は染物の先生なので、草木染にとても詳しいです。ほとんどの植物で染めができるそうですが、上手く染めるのはコツがいりそう。
と思っていたのですが、100人100通りでいい。自分の物なのだからそれでいいじゃないと自由にやっておられます。
アボカドの種と皮で染めるとピンク色
玉ねぎで染めるとオレンジ色
お茶がらや小豆の汁でも染められるなんて、すごい
裂き織
昔はボロくなったキモノは、刺し子をして布を補強して使ってました。
それでもボロくなった布は裂いて織りなおしてたんだそう。布をとても大事につかってたんですね。手作りはたきを作って使ったり、玄関マットにしたりかわいく使ってました。
手間暇をかけた手作り品に囲まれて過ごすのはとても豊かですね
今はとても良い時代
情報も沢山あってモノも沢山ある時代
インターネットで何でも習えてネットで物も買える。けい子さんは「夢の時代」と言います
昔は女の人は長時間の家事労働をしなければならなかったけど、他にも時間をつかえるようになったので、本当にやりたいことをすることができる夢の時代なのよね。
自分に生かせること
この本、真似したいって思ったこと沢山
自分の時間を大事にして何かを作るっていうのは、理想ですね。
ついお金になるかどうかを考えてしまうけど、自分が好きなものが見つかると豊かだなあ。
これから先の未来。仕事ができなくなって、お金が無くなって時間が沢山出来たらどうしようって思ってたのが、楽しく生活しているけい子さんの姿を見ていたら自分の問題も解決する気がします。
子育て時代が一番人の目を気にしてたのだけど、自分のやりたいことをやっていってOKだった。それで色んな人とゆるくつながれているのは良いなあ。
夢中で取り組めるものが一つだけじゃなく、いくつもあると良いね。
そして、子育て時代から型にはまらず生活していた人がいた、というのが良かった。