こんにちは、本を紹介します。
仕事や家庭以外の居場所や、これから若い人がする仕事、こんなのはどう?というお話です。
日本の人口が減っています。いいものを作って売ったとしても買ってくれる人が減っていきます。企業が頑張っても買ってくれる人が減るということは、外国に売れるモノを作って外貨を稼がなくては!
値段を安くしたり、営業時間を多くしたりサービスを良くしたりして沢山働いても、買ってくれる人の奪い合いになっていくわけで、お金ってどのくらいあったら安心できるんだろう。
えらてんさん
えらいてんちょう 略してえらてんさんは、慶応大学経済学部卒業して起業した方です。
そう聞くとすごいエリートなんじゃないかって思ってしまうんですけど、嫌な事からは逃げろ、僕も逃げた。と自己紹介されています。起業するには、資本金も沢山いるし、従業員を雇うと従業員の生活も保障しないといけないし、リスクが大きいです。社長は従業員の生活も保障しないといけないから責任重いですよね。
それを「しょぼく」起業することで、お金をたくさん使わないのでリスク少なく、気の合った仲間が見つかり、ゆるいこの働き方なら自分でも働くことができるかも?できたコミュニティの中で、昔の日本みたいに助け合いながら生きていけると思わせてくれる実例があげられています。
サラリーマンという働き方ができなくても、落ちこぼれではないよ、お金を沢山かせがなくても生きていけるよと「しょぼい」起業のことを紹介されています。
お金を使わなければ遊べない?
パチンコ、カラオケ、ガールズバーなどに行って、お金を使わないと、暇をつぶせないとなると、お金をいくら稼いでも足りないことに。
えらてんさんは、町の図書館や、博物館などを利用することを勧めています。文化と教養が身につくし、格安、無料の娯楽で遊べるようになりましょうとおっしゃってます。
この娯楽なら、時間さえあれば、お金を使わず無理なくつづけられます。
お金じゃない働き方
とはいえ、お金をとらない場所をつくったので、入ってきてくださいという施設があっても、知り合いでもいない限り、目的なく入っていくのは難しいです。
モノを売っているというお店だったら、目的が明確なので、お店に入って何か買ってもいいし、気に入るものがなければ見るだけで帰ってもいいから入りやすいですよね。
なので、えらてんさんは、新築の物件を店にすることはせず、自宅をリサイクルショップにしたり、塾をたたまないといけないから、あとを継いでやってみない?と人から頼まれた案件をひきついで起業されます。
同じお金を出して住むなら、お店に住んでもいいんじゃない?と自宅兼お店という場所をつくり、商品も、初めは自分の家でいらなくなったものに値札をつけて置いておき、SNSで発信して、店にいつも人がいると良いとおっしゃいます。
売れなくてもいいんです。家なんですから。家にやって来た人と仲良くなり、お客さんが何故か店を手伝ったり働いていたりするという、不思議な空間を作っていきます。
頼まれごとにこたえる
お店をやっていると、常連さんから草むしりをやってくれ、タンスを運びたいので手伝ってくれ。などの依頼が来ることがあります。
友好関係にある人からの依頼にこたえていると、好きな事、得意な事でお返しをしてくれるというケースも増えてきます。
なんとなく楽しそう、すごそう、人がたくさんいる。という所に人が来ます。えらてんさんの本を真似するとすべてうまくいくという簡単なものではなく、自分のやってる事業をちゃんとすることや、周りの人との良い関係を作っていくことはとても大事です。
この方法で、バー、語学教室、喫茶店など成功させていきました。
周りの人との良い関係
周りの人と良い関係がつくれたら、困ったときに誰かに助けてもらえるという安心感と、自分は孤独ではないという安心を手に入れることができます。
仕事に行かないと生活していけない。子供にお金がかかるし、老後は二千万円いるとか聞いたら、子育ても老後も恐ろしいので、たくさん稼がねば。稼がない自分はダメだと思ってしまいます。
我慢して働いて心や体を壊す人。嫌な仕事をして稼いだお金を使ってストレス発散する、ではない働き方でゆるく成功している人が増えたら、起業する人や、本当に自分がやりたい仕事に就く人が増えていくかもしれません
映画館いかなくても
誰かとアマゾンプライムみたら楽しいし、公園でお弁当食べるのも贅沢。
この本には自分が作ったお店への愛着がのってます。自分のお店だと、すべて自分の責任だからサラリーマンとはまた違った自由さがあります
今は公務員が人気の職業ですが私が小さいころは自営業のほうが人気だったのよね。資本金ちょっぴりでゆるく起業できるなら、チャレンジできるかも?
お嫁さんもその流れて見つかったそうで。「しょぼ婚」という本もあるらしいですお金が無くても仲間がいたら、これからも安心して生きていけそう。