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81歳、現役女医の転ばぬ先の杖

お医者さんの本を読みました、私でも読めるように自伝や役に立つ情報を挟んで分かりやすく書いてくれた本でありがたい。

天野医師は、アメリカで学んで女性外来を日本に作ってくれたお医者さんです。

自らも48歳の時ひどい更年期障害に悩まれて、当時の医師の勧めで子宮を取るついでに卵巣もとってしまったことから、不調の時期が更に長く続いてしまいます

日本では、それだけ女性の体について研究が進んでなかったという事でしょうか。体が楽になったのが59歳だったので10年ちょっと不調だったということになります。

目次

女の病は治し難し

日本最古の医学書「医心方」には女の病は男に比べて治し難いと書かれていたそうです。

千年も前から女の人特有の病気があったのですね。

アメリカで学んできて、日本で天野先生がやっている治療が、和温治療(体を温める)と、漢方による治療、初診の患者さんには1時間かけて症状を聞いて診断をしているそうです。

5分くらいの診療では、
不調の原因、伝わらないよねえ

先生は朝晩2回湯舟につかって体を温めているそうです。自分も不調を体験しているから、患者さんにも親身になれるよね

白湯をちびちび飲む

やかんで10分煮た白湯を飲んだり、カフェインが多いコーヒーや緑茶を避けて、発酵させた紅茶やウーロン茶を飲むようにとおっしゃいます

体がしんどかった時は、トルマリンの腹巻などの布製品を身に着けていたそうです。赤外線の力で体があたたまるんですって。

自律神経をととのえるため、体を締め付ける物は身に着けないようにもして、下着は、なるべく天然素材のものを着ていたそうです。

週二回の運動

トレーナーさんに指導してもらって週二回運動されています。体調が良くなり、肩こりもなくなったんだって、運動は大事だ。

一人でやるんだったら、ウオーキング6000歩をめざして、一日10分からでもやるといいそうです。

がんのPET-CT検査

保険の対象外だからお値段はしますが、全身のスクリーニングができるがんのPET-CT検査をお勧めされてます。

5年ごとに検査しておけば安心で、胃カメラを飲むよりしんどくなさそう。

漢方薬

抑肝散は、怒りがこみあげてコントロールが効かない時

柴胡加竜骨牡蛎湯加味帰脾湯精神安定に効きます

不眠には酸棗仁湯

のどがつまったような症状がある軽い鬱の人には半夏厚朴湯がいいようです。

冷えと頭痛、腹痛を伴う人は当帰四逆加呉茱萸生姜湯

激しい疲労には補中益気湯が良いそうです。頭痛や関節痛があり夏の冷房で悪化する人は五積散

全身が冷えて下痢をする人には真武湯が良いです。

男性社会の中でやってきた天野先生

お医者さんの世界で長年やってこられた天野先生の生きる知恵が後半に書かれています。

賢い人だなあと思って読みました。人と争うことはせず、仕事で結果を出して周りを巻き込むことで大きな成果を出していくと周りも文句のつけようがない

そんな天野先生でも、上司に恵まれないと仕事で成果を上げるのは難しいと書かれているので実力だけじゃないんだなって思いました。

野菜スープを毎日飲む

5から6種の野菜を味付けせず30分コトコト煮たスープを毎日飲んでいるそうです。前田浩医師が提唱したもので、味はつけないけどお肉を入れることもあると書かれてました。

最初は物足りないけど、美味しく感じるようになるそうです。

ブロッコリースプラウトとアスパラも入れて、スープを作ったけど、コンソメなどで味をつけないと家族が食べない。

圧力なべも、早く美味しくできるから手放せないわあ。

自分で出来ることをやっていこう

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