友達が本を貸してくれました。子供に読んでほしいと言っていた。読んでみると自分が感じていた世の中の謎を解き明かしてくれるような内容でした。

これからの先が読めない世界へ出ていく子たちに読んでほしいと思った。
佐藤航陽さん
コロナ禍の時、売れていた本は「がんばらなくてもいい系」で、中国では親のお手伝いをして過ごすプロ子供。韓国では、ただ休んでいる人が急増
昭和時代の「意識高い系」に戻るのも違うし、これからの時代は頑張ったから報われる時代ではない。そこで航陽さんは淡々と自分のペースで進み続ける事をお勧めしています。
孤独に頑張るのではなく周りの助けを借りながら、ゆるく頑張る。
航陽さんは、コロナ禍の3年勉強したことで仮想現実と宇宙開発の専門家になりました。
世界は二分化している
中流家庭が減って高所得と低所得の家庭に二分化している。
世界全体で見ると格差は縮小している。世界の金融資産の50パーセントはアメリカにあるのに、アメリカでは年収一千万あっても生活が苦しいんだそう
頑張らない人が増えた
頑張らない人を叱って育てるのは大変なので叱ってくれる人がいなくなった。
古い価値観だと、失敗した原因は自分一人のせいだったけど、今の価値観だと、環境の影響があると言います。
実家が金持ちであることや、自分の運が良かったから成功出来たという事。人は物事の全体を見ることが難しいので、世界に正解などない事を頭の隅に置きながら、好きな事を淡々とやるという事が良さそうです。
ギャンブル開発
ギャンブルを開発する人が、20から30%の確率で自分が望む結果が返るものを作ると、人がハマっていくそうです。

20%なんて、ほとんど勝てないじゃない
そして、日本人の8割は中学低学年の国語と数学のテストに出る問題が解けない
という事が分かってるそうです。
(OECD国際成人力調査による16~65歳の大人を調査したデータ)
優等生こそ読んだほうが良い
この本、優等生や学校の先生に読んでほしいなと思いました。
人はプレッシャーにさらされ続けると、快感物質がでなくなり、うつになるんだそう
失敗しても大丈夫な性格なら良いけど、上手くいくのが当たり前な優等生はプレッシャーかかりそう。

もちろん、私も読んで良かった!
挫折したことが無い子に特に読んでほしい。挫折しても落ち込まず淡々と好きな事を続けられるようになるように。
20歳頃までに、人生の主観的な時間間隔の80%が終了するってこの本に書いてあるんですが、35歳以上でも前に進むことが出来るようになるには、学習しかなさそう。
若いころのほうが挑戦できるのに、安心安全な昭和の価値観を持っていたら年をとってから大変かもしれない。