こんにちはshiboです。今日は社会派映画のレビューをしたいと思います。
ドキュメント映画だよ。
コスタリカの軌跡 積極的国家の作り方
コスタリカの人ではなく、アメリカ人が作った映画です。1949年に作られたコスタリカ憲法は、軍の廃止を挙げてます
軍事費にお金をかけないので教育、医療、福祉、自然を守ることにお金が使われます
2002年の映画では、中学校まで無料だった学費が、大学まで無料に。
簡単に実現したわけではなくて色んな問題を解決しながら実現してます。
初めに憲法を作ったホセ フィゲーレスは内戦に勝利したとき、銀行や電力を国有化して使いやすくし
GDPの8パーセントを教育費にしました。(日本は2.9パーセント)
子供の権利は「あそぶこと、愛されること」
エネルギーの99.5パーセントを再生可能エネルギーにしました。
地球幸福度ランキングは1位になりました。
南米の大統領ではじめてノーベル賞をとった、大統領のアリアスさんはほぼすべてのヨーロッパを回り
各首脳に平和計画を支援してもらう約束をしました。
来日されたこともある、サモラ弁護士は、大学生の時
大統領を憲法違反で訴え、勝ちました。「平和は権利」とおっしゃってます。
しかし今グロバリゼーションにより、貧富の差が広がっていき、コスタリカは映画の時のような理想郷になってないという話を聞きました。
カンタティモール
この映画は、見る人を選ぶと思います。
インドネシアに征服されていたティモールの人たちの、暴力をつかわずに、話し合いによって勝ち取った自由と平和のお話です。
自分たちの家族を殺したインドネシアの軍の人を捕まえても、暴力を使わず説得し、そのまま返し、その人たちが自分たちがやってることが間違ってるんじゃないかと気づかせるのです。
独立するまでに、かかった時間はなんと1974年から2002年
30年ちかく。
家族や友達を殺した軍の人たちを説得するなんてすごい!
悲しいことに、ティモールの地下資源欲しさ、お金のために日本はインドネシアに資金援助してました。
監督は、広田奈津子さん。直接お会いしたことがあるのですが、笑顔がやわらかい静かな美人でした
ギターを弾く青年と笑顔で遊ぶ子供たちがオープニングで流れる明るさから想像できない、3人に1人命を落とした戦争でうけたひどすぎる経験を許して笑顔で過ごしていることを
映画を見て知ります。
映画の終わりのほうで、平和になったティモールも、お金が欲しい豊かになりたいという若い人が増えていて、幸せからちょっと離れているという話をしていたのが、印象的でした。
ブータン展に行く
ブータン展が美術館で開催されたとき、ブータンの子供たちが描いた絵をみました。家族や友達を大事に思う絵が多かったように思います。
微笑みの国世界一幸せなブータンの人たちは、文化を大事にし,素朴な幸せを大事にしていました。
仏教国なので、お祈りも一時間以上するんですって
そんなブータンにもお金が欲しい豊かになりたいという波が来ているようです。
1999年にテレビ放送が始まってからのようです。自分たちが便利なものをもっていないって気づいてしまったのは、不幸なのかな。
お金があったほうがいいけど、お金よりも大事なものがありますよね。人とのつながりとか、安心して過ごせる場所とか。
コスタリカでは子供が大切にされてます。
ティモールの人は、孤児を生き残った人が自分の子供と一緒に育てたそうです。
ブータンの人たちは、自分の国が好きなんだなって印象をうけました。
ダライラマさん講演会を聞きに行く
ダライラマさんが松山に来た時に講演会に行きました。
豊かな国なのだから、こまっている国の人を助けることが、自分の力になるという話をされていました。
質問コーナーでは、お金やスピリチュアルな話を質問人が多かったので、私は特別な力をもった存在ではなく普通の人間ですということを答えておられました。
日本は生き方をえらべる国だと思うので、贅沢せずに日々の生活を大切にしたら幸せになれそう