子供と話をするときや、旦那と話をするとき、どう説明したらわかってもらえるだろうって考えることが良くあります。
この本は、物語としても読めるし、お金の実態は何だろうって知ることができます。
とってもいい本でした。読んでよかった。
自分びいきで、違うことを書いちゃうかもしれないけど私目線で感想を、かきます。
お金はみんなが幸せになるための物
お金が沢山あったほうが良いけど、お金の奴隷になってしまったら、お金がもうかれば人をだましても良いという考えになってしまうかもしれないし、専業主婦は働いてないと思うかもしれない。
政治家がいう専業主婦は「働く女性」カテゴリの中に入っていない。お金を持って帰らないから
授業が終わったクラスで掃除をするのも皆のためなのに、お金がもらえるわけではない
専業主婦も、掃除当番も、誰かの問題を解決しているけどお金をもらえるわけでない
ここで、お金がもらえないんだったらまじめにやらなくていいやって言う人ばかりになってしまったら殺伐とした世の中になってしまいそう
助け合い
昔はお金を払ってプロに問題を解決してもらうではなく、地域の人が協力して米つくりをしていたり、イノシシ駆除をしたりしたものだけど
今はお金を払って問題を解決するという考えに変わってしまい、お金がないと不安になったり、沢山お金があるほうがよいサービスを受けることができて幸せそうに感じてしまう。
お金をとおして世界とつながっているのに、自分をとりまく世の中の出来事を他人事として見てしまう。お金って目に見えてわかりやすくて怖いですね。
専業主婦と投資家
お母さんは家の細々した仕事をやっても、お給料として数字に出るわけでもないから、お父さんの方が偉くて、いくらお母さんは家のことを完璧にやっても、お金にはならない
お金をたっくさん持っている投資家は、働いてなくても投資で、お金をたくさん稼ぐことができます
主人公は「ずるい」って言いましたが、時給で働いてる私もそう思っちゃいます。
ここで投資は贈与なのだという考えが出てきます
お金は単独では役に立たない
働く人口が減って老人が増えるなどして、サービスを提供できる人が少なくなってしまったら、お金は役に立ちません。
働いてくれている人がいるからお金が役に立つのです
今はお金持ちも、庶民も皆スマホを持っていて昔のような貴族からの搾取のような取り立てがある世の中ではないので
労働の無駄遣い(価値のない労働をしない)と、もうからない事業に投資する無駄遣いをしないこと。お金を使うのは難しいんやと言います
社会が悪いって言うのは簡単だけど、自分も社会の中の一人という事を忘れないこと。
価値と値段を区別して考える事
そう考えると主婦がやっているご飯作りや掃除が役に立ってないってことは無いし、詐欺投資で儲けたお金持ちが偉いわけでもない。
日本の借金
この本の中では、日本という国は、借金が一兆円あるけど、貯金も一兆円ある。
国は借金をして道路を作ったり医療にお金を使ったり。国の借金は誰かの財布の中に移動したに過ぎないと言っていて、外国の貿易黒字がまだ250兆円あるという希望を見せてくれています
今は貿易赤字が増えているので、外国の人が買いたいと思う価値があるものを提供していかないといけないって書いてます
買い物をするときに、作った人のことを考える
物価が値上がりしているから、安いものを買う
のではなく、世の中が良くなりそうなものを買う、未来が良くなるために作っているものを買うなど、考えて買うだけでも使ったお金が生きそうです
この本の終わりには「愛」のことを書いており、心から人を愛することができれば、その人がどう感じているのか、自分と他者のモノの見方、感じ方が違うことを理解しようとする
愛する人を守ろうと思ったら社会が良いほうが良い。
愛する人が離れて暮らすことになってしまったり、自分が先に死んでしまうことになったら、その人が過ごす社会が良いほうが良い
自分のことだけ気にかけていたらいいわけじゃなくなると、世の中を良くするための行動をするようになり視野が広がります
お金お金じゃなくて、そういう人が増えていくと、良い未来がきそう。
何にも考えてなかったけど、自分が使っているお金の大きさではなく、使い方を考えるとこれからの人生の過ごし方が良くなりそう