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私の身体を生きる

身体って大事なのに大事にしてなかった。

得に中学生の時なんか、自分より集団のほうが大事って思ってた。

視野が狭かった。後感受性が豊すぎた

色んな作家さんが身体について書いてます。読んでも分からない感覚の文章もあったのだけど、共感する文章がどこかで見つかるはず。話しにくい事も表現でこんなに面白くなるんだなあ。

島本理生さん、村田紗耶香さん、藤野可織さん、西加奈子さんなど。一つ一つの話はとても短いのですぐ読めます。

性の話ってしにくい。

心の傷になって残っている話が多いです。しかし、小説にしたり表現することによって昇華されているかも。

目次

山下紘加さんの「肉体の尊厳」

自分が一番共感した話がこれでした。

集団になって攻撃する女子って怖いよね

という話を次男とすることがあるんですが、私も集団からはみ出ないように、本当は思ってないけど人をけなさなくては!人を馬鹿にして強く見せなくては、という思考だったことがあります。

その後女子高に行ったので気楽に過ごしたんですが。男子がいないって平和やーと思った事を思い出す。

思春期の女子の気持ちを書いてます

女子グループの自分より下(地味な男子)を攻撃している内側を分かりやすく書いてくれてます。

しかも大勢対1人。こわすぎる

グループの中の子が彼氏ができた時、自分も彼氏ができた時。

できた彼氏をけなされたり、彼氏のこともネタにして笑いを取ったり。

「男ってきもいよね、女といる方が圧倒的に楽しい」と探り合う場。

楽しいけど、これからどうなっちゃうの?今思うと地獄

鈴木涼美「汚してみたくて仕方なかった」

怖いものを笑い飛ばす。

著者が中学生のとき電車で痴漢にあってしまう。その後友達と痴漢にあった事をネタにして笑って学校に登校する

痴漢にあったことを、お母さんに報告しないといけないのではないか。自分の身体っていう感覚の薄さや、自分の身体を大事にできない気持ち。

その後ギャルになって援助交際をする話になっていくんですけど。

自分の身体を大事にできない気持ちって分かる。

能町みね子「敵としての身体」

女子だけでなく、男子も痴漢にあうことも。能町みね子さんは少年の時痴漢にあうけど、

お前のその経験は女のそれとは重さも種類も全く違うと断罪されるだろうと書かれてます。

自分の身体を敵と思っている著者は27歳の時性別再適合手術を受けて女性になりました。

「自分の身体は敵」

という表現

ブラジルのトランスジェンダーの女子が女子トイレに入った事で喧嘩になり女子を殴ってしまう話を引用して、KABAちゃんや、はるな愛のような有名人は、いつもおどけながら女子トイレに入らないといけないのだろうか。

と書かれていた。

もっと表現していいのだと思う

性の事って、デリケートなんで取扱い注意なんだけど、人に押し付けて迷惑をかける以外は、表現するのは良いと思った。

私は、もう子供産んだりしない時期に入った時から、心がものすごく軽くなった。

思春期を遠く過ぎてしまったけど、久しぶりにあのしんどい日々を思い出しました。アラフィフのおばちゃんって良い時期かも

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