鴻上尚史さんの本です。昔オールナイトニッポン聞いてたなあ。
大切な人と深くつながるために
鴻上尚史さんの文章「大切な人と深くつながるために」は、小学6年生の教科書に載ったことがあるのですが、4年間しか掲載されなかったからこの本を出版することにしたそうです。
大切な人と深くつながるためには、お互いが少し不満であっても折り合える解決をみつけたり、ぶつかってしまっても何とかやっていける方法を見つけることです
本にしてくれて良かった。
自分の意見を言わずに合わせてばかりだと、都合よく使われてしまい粗末にされる存在になる事は、大人になった今だと良くわかる。集団の中で、上手くやっていくために必要な事は、なるべく早く身に着けると良いですね。
考える事となやむこと
「考える事となやむこと」は今でも教科書にのっています。
考える事は、具体的な出来ることを見つける事、悩むことは何も行動する事が浮かばない事です
悩んでも答えが出ない事があっても。
箇条書きにしてみようとおっしゃってます。
箇条書きにすることで小さな事だとしても行動できることが見つかるんだな。。
中学生にも大人にも
君たちはどう生きるか
という本が流行りましたが、この本が呼びかける人は個人です。
昔は集団に呼びかけてたけど、今は個人の時代なんだな。
人と関わらないと生きていけないのに、スマホやゲームをして一日楽しく過ごせてしまう今だから
喜びを二倍にし、悲しみを半分にしてくれる
友達って、こういう存在の事だって。自分が相手のそういう存在になれたら、素晴らしいなあ
ルッキズム
現代では切り離す事ができないルッキズム
鴻上さんは、三冊の本を読むように勧めています
- 1見た目が気になる「からだ」の悩みを解きほぐす26のヒント」
- 2今のままでゆるぎない自信を手に入れる 藤井美穂
- 3女の子はどう生きるか、教えて上野先生
手軽に美容整形に手を出す前に読みたい本ですが、自分の内面を磨こうとか、プチ整形ならいいだろうとか、やっぱり韓国で整形!と思うかは自分自身で答えを出すべきなんだなあ。
いじめについて
いじめは何処にでもあって、大変な問題なのに、昔はいじめに立ち向かえと言われていました。
日本にしかないタイプのいじめにクラス全員で1人を無視する事があるそうです。
いじめている奴の空気を読んでクラスがまとまる
ターゲットにされてしまったら大人を巻き込んで立ち向かい、逃げてもいい。
子供の頃は色んな経験をしたのでいいじゃないかで済まされてしまっていたけど、現代は何が正しいという事をそれぞれが考えて答えを出す事が大事なんだな。
世間から逃げてもいい、社会から逃げるな
子供がいる世間は学校の事だけど、地域や学校から逃げても、社会から逃げなければ大人になってもやっていけるもんね。鴻上さんは、精神的な自立と、経済的な自立をした人を大人と言ってます。
私は、大人になって何でも自分でやれとは言わないけど、困った時助けを求める事と何でもいいから真面目に働きさえすればやっていけるんじゃないかなと思います。