来週京都に行くので、伏見稲荷にお参りに行こうと思います
絶番になって転売サイトで80万円で売られていたこともある、「代」とよばれる霊能者さんの本が再版されたので買って読みました。
この本は元々お稲荷さんへの信仰や神道に全く興味がない内藤憲吾さんが砂澤たまゑさんに指名されて書いたものです。(たまゑさんに指名されているということは、神様に指名されているってこと、すごいね)
神様もたまゑさんも人間味がある
この本は変な誇張がなく神格化して書かれてないから、かえって砂澤たまえさんの凄さが伝わります。
内藤さん自身も全く偉ぶらず、ご自身が本を書くのに苦労されたことや、本を書いてる時の気持ちを素直に書いていらっしゃいます。
たまゑさんと神様の、すごいエピソードてんこ盛りなのに、アルツハイマーになって施設に入った砂澤さんの晩年のことも書かれています。私たちと同じ人間だったんだな。
お供え物についてお稲荷さんとたまゑさんが喧嘩するエピソードも載ってます。
お稲荷さんは、戦後の食糧難のとき、たまゑさんにお魚たべたいから買ってきてって頼んだり、断食の修行をしてる時に大福を山ほど届けるいたずらをしたり。人間味があります。
伏見稲荷のお山は広すぎて登るのを諦めて一回りせず帰ってきてしまうので
伏見稲荷を一回りして帰ります!(宣言)
お山は修行の場
伏見稲荷は、数年前まで修行をする人に3千円で宿を貸してくれる参集殿という場所があり(今は解体されて無い)、沢山あるお茶屋さんももともと修行に来る人のための旅籠(旅館)だったそう
山に滝行ができるところもあるとこの本には書かれてました。
稲荷山は、たくさんの神様がいる霊山で、石でできた祭壇のようなものは「お塚」といい信者さんがお家でまつっている神様を伏見稲荷でもまつれるように作っているそう
たまゑさんは、昭和47年頃まで深夜に塚を拝んで回っていたそうです。
しかし、深夜にいたずらをしてまわる人間が増えたので、深夜のお参りはやめたほうがいい様です。悪い事をする人間を見てお稲荷さんも人間の心が一番怖いと言っていたと書かれてます。
しばらく深夜にお山に入るのは禁止でしたが今は深夜にお山に入っても良くなっています。大晦日なら人で、にぎわって入りやすいかな?
有名観光地。色んな伝説がある。礼儀とか、ちゃんとしないとと思いました。
弘法大師様も、この山で修行されたそう。京都の東寺とは今も5月3日の東寺稲荷還幸祭で行き来があります。
東寺は弘法大師さんが50歳のとき、天皇が弘法大師に託した京都のお寺です。
霊能一代
たまゑさんは、相談事を受けてたけどお金を設定してませんでした。もらった進物も必要なだけもらって他は配ってしまったと言います。
神様と一緒に色んな相談を解決してます。アドバイスはもらうけど言う事を聞かない人も多く、素直な人がいいと書いてます。
神様は信じて真面目に生きようとする人を助けるのだそうです。
現代人
現代は、モノが沢山あり、情報も多いから、若者の心が弱くなり、悪いものに憑かれた人が沢山いると言います
心の弱い人や空白がある人は悪い霊に付きまとわれているそう。
これを無くすには、自分が強くなること。日本人は贅沢をしすぎとたまゑさんは言います。
モノが沢山ある楽な生活をしていると感謝の気持ちが薄れて自分の好きなようになると思ってしまうのだそうです。
自然が神様
たまゑさんは、断食すると感覚が鋭くなり、鳥や木の気持ちが分かるようになったそう。お山で修行していると獣がついてきたり、色んな存在の姿が見えるといいます。
自然の中のあらゆるものが語りかけてくるんだそうです。
神様仏さまは自然の中にいるのに
最近の人が自然を神様と思えなくなったことを嘆いてます。
絶食をすると良く寝られるようになるから、テレビを絶って自然を見るようにしたら良いと書かれていて、母親が何もかもやってあげることは、息子にとって本当に良くないって書かれています
お稲荷さん
本のエピソードにもあるように、お稲荷さんは茶目っ気のある神様のようです。
たまゑさんはお金が無い時はダシジャコをそなえたり、巳さんには卵をそなえたりしていたようす。
お稲荷様の信仰は、白狐さんと蛇神さん(竜神さん)、お不動さんと書かれていました。
まねきねこを置くならお金をため込まない左招きの猫がいいそうです。