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捨てる思考法

立命館アジア太平洋大学の学長さんの本です

出口さんは、保険会社の社長から大学の学長になった方で、歴史に詳しく、自分で立ち上げた民間の企業の会社のトップだったのに、威張る様子がない方だという印象をうけました

京都大学を卒業する前、友達と二人で司法試験におちたら雇ってくださいと見学に行った保険会社に就職しました。二人とも日本生命に入りました。

目次

トレードオフとは

何かを得ようとしたら何かを捨てないといけない。その決断をすることです

リーダーの決断が良かったら、恩恵を受ける人が増えて助かりますね

人の歴史では、モノを持たないで移動生活をしている期間が長かった

作物を作ってその地にとどまる今の生活より、移動生活の歴史のほうが長かった

けど、技術が発展したのは定住生活が始まってから。

思想家のフリードリヒ・エンゲルスは

私有財産という概念ができて、都市が生まれ、国家になり。貧富の差ができたのもこの頃といいます

こだわりを捨てる

人間の器は、持って生まれたものがあり、器を大きくしなさいと言われても大きくならないもんで、そういう時は器を空にして人にお任せすると、新しい世界を経験できるかもしれません

歴史の人物の具体的な話を交えながら、捨てて決断することの大事さが書かれてます。

その選択が正しかったかどうかは時間がたってみないと分からないこともあるけど

捨てるために必要なのは知識

フランシスベーコンの「知識は力」人々が自由に楽しく生きるには知識が必要です

民衆に知識がないと権力者が好きにできる世の中が誕生します

ほとんどのリスクは無知からきていて、知識があればチャレンジすることは簡単だと。後は恐怖感を捨てること

19万年前のヒトは何も持ってないのが当たり前だったんだから、身軽な方が動きやすいですよ

捨てるためのマイルールを作る

この人の本を読んでいると、人間が生き物の中で一番偉いとか年下は経験値が無くてアホだとか

思い込みがなくて、気持ちが楽そうです。

友達のブロガー「ちきりん」さんに教えてもらった人生を無駄にするための3つの方法は

  • 愚痴を言う
  • 他人を妬む
  • 誰かに評価してほしいと思う

出口さんは、「才能をつぶすいい人の5つの要素」で

  • 偏差値がそこそこ高い
  • 素直である
  • 我慢強い
  • 協調性がある
  • 上司の言うことを良く聞く

自分の好きなことを極めようとするオタク的な若者のほうがアイデアやイノベーションを運てくれるとおっしゃってます

人のどうでもいいことを見ている人より、自分が何をやりたいのかはっきりさせた人のほうが楽しそうですね

精神論と我慢をすてる

頑張って工夫をすれば何でもできるというのは傲慢です

「おかれた場所で咲きなさい」という考えは反対だと。

上司が人を育てるのではなく、仕事が人を育てるもので

自分が上司になった時に必要なのは人間という生物のリアリティを知っておくことです

タテ。ヨコ。算数

タテは歴史 昔の人はどう考えただろうか

ヨコは世界 外国の人はどう考えるだろうか

算数    実際の数字、理屈、論理で考える

本、旅、人

作家の島崎藤村が言ってたことを出口さん風に言い直したのが、本、人、旅で

島崎藤村は

  • 人と交わって得る智
  • 自らの体験によって得る智
  • 学んで得る智

は、よい選択をするため大事な事で

人間が進化するために必要と言われます。

そうやって自分で決めて捨てたり決断したりすると、身軽に生きることができそう。

人は自立していることが大事。人間も動物なのだから、自立して自由に生きるんだよと書かれてました

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