こんにちはshiboです。漢方カフェ良かった~。
おしゃれなところでクコとかナツメとかが入ったお茶を飲んだあと
自分の家で野草茶を飲むのが何故か前より楽しめます。
中医学の本を借りました。
中医学とは、日本の漢方の元になった中国の医学です。
中医学とは、東洋医学の一つ。中国古代哲学の影響を受けています。あんま、はりなどもここから来ました
中医学は、色んな人が関わって作り上げられました。これ、内容が盛りだくさんですが入門です。おそろしー!
長い歴史の中で情報が古くなり消滅したり、ガセネタがひろまったり、不老長寿の薬ができたといって、のみ続けると中毒を起こす薬を権力者に売ったり
詐欺だよね。今も昔も同じことがあるんだなあ。
そして、言っていることがマトモすぎて(腹八分目で運動するとか)
分かってるの、分かってるんだけど何か飲んで手軽に健康になれるならそっちをやりたい
薬を飲むだけではない
中医学は薬を出すだけではなく、その人がどんな生活を送ってどんなものを食べているかという細かい所が大事で
西洋医学よりきめ細かく聞き取りをしないと診断ができないようです。
- 養生 生命を保養すること
- 養形 体を大事にすること
- 養神 精神を大事にすること
食べすぎたり、体を使いすぎたりするのも良くないけど
自分の力の及ばないことを無理にやろうとするのが一番良くないそうです。
人は自然と順応しないといけない。先天的に弱くても養生することで、よく過ごすことができます。
リラックスして散歩をするのが良いと書いてます。走るとかでは無いんだ
- 日常保養 飲食と起きたり寝たりを規則正しくする
- 精神修養 心に行き過ぎた物欲がなく満足している。怒りすぎたり考えすぎない
- 導引 体を動かしたり声を出したり散歩したり呼吸をすること。図でのこっているものもある
- 按摩 おしたりたたいたりして苦痛を和らげ、手技で調子が悪い所を治したり予防すること
- 運動健身 中医学では、人はどれだけできるかを競うのではなく娯楽だったり、宗教的なものだったり、舞踏だったり武術だったり。ブランコとかアイススケートやサッカーのようなものも昔から楽しまれていたそうです。憲法とか剣術も
- 気功養生 気功は歴史が浅い。呼吸を調整して心身をおだやかにする。雑念を排除し、心を済ませて穏やかにすることは修練が必要
最も簡単な修練法は
守神修練法 心を静め、呼吸の調整に注意力を集中すること
気功は唐時代以降に複雑化し、色んなやり方ができました。
神秘的になったり複雑で理解も模倣もしにくいものは初心から離れていると書かれてます
- 飲食養生 人は熱性体質と寒性体質にわかれ、熱は寒で治療、寒は熱で治療します。辛い味のものは気の巡りを良くして胃を健康にして寒さを払い、血を活性化するなど書かれてます。韓国や中国の寒い地方で辛いものが食べられるのはここからですかね
その人の体質や四季によって食べ物を変えることや、ハトムギやゴマなど食べたほうがいい食材の話も載ってました
- 薬物養生 薬材は、熱、温、涼、寒に偏っているので、体が寒、熱、虚、実いずれかに偏っている人が薬物養生をするべきと書いてあり、お茶に薬効があるものを混ぜて飲んだり、お酒につけて飲んだりすることも書かれてます
- 飲食養生 人は熱性体質と寒性体質にわかれ、熱は寒で治療、寒は熱で治療します。辛い味のものは気の巡りを良くして胃を健康にして寒さを払い、血を活性化するなど書かれてます。韓国や中国の寒い地方で辛いものが食べられるのはここからですかね
- 房事養生 性生活についての章で、ひどく喜んだり怒ったあとやアルコールを飲んだ後はやめておけなど書いていました。大らかだなと思いました
思ったこと
この本には体に良い食べ物の話や、体の動かし方など書いてます。
薬に頼るだけじゃないんだな。古代の人たちの生活って今より過酷だったろうに、素朴な方法で穏やかに過ごそうとしてたんですね。
規則正しい生活をして、飲食に節度があり、つかれすぎず休みすぎず。
運動した後や、煩わしい悩みが無い時はよく寝ることができる。汗をかいたら服を着替える
当たり前のことだけど、当たり前のことって大事よね。
魔法のような方法で健康になるのではなくて、日々を穏やかに過ごすことができたらそれで良しということですね。
食べ物もおかゆとか、今のようにめちゃくちゃ美味しいものを追い求めてないので、もう少し粗食にしたほうが中医学の健康法には合ってるってことだけど、美味しいものが沢山ある現代に、それは難しーー!