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身近な薬物の話

登録販売者になって、薬の成分を見ていて教えてもらったり本を読んで教科書には載っていない事を知っていくと

そうだったのかーー!と腑に落ちるのが気持ちが良い

今回の本は、なるほど!と納得しながら読みました

目次

三大薬物

依存症史研究の第一人者 ディヴィットTコートライトは依存症のビックスリータバコ、カフェイン、酒と言ってます。

リトルスリーはアヘン、大麻、コカなんですって。

日本で取り締まっている薬物の合法/違法は、明確な医学的基準は存在しないと書かれていて

この本の著者の松本俊彦先生は、薬物とは、私たちの精神活動に影響を与える化学物質の総称 と定義されてます。

コーヒーがやめられないのも依存?!

やめられなくて依存症になるくらい危険な薬物なんですね、カフェイン。薬物って言いたくないけど、タバコと酒も、好きな人にとっては辞めるのはつらいですね。

この本には薬物にハマった国がそれを手に入れるために戦争に突入したり、外国人に奴隷労働させたり、取り締まりを失敗した話など沢山書かれていて

魅力的すぎて手に入れたいがために戦争に突入するくらい、やめられないのですね、危険。

私も明日からコーヒーも紅茶も緑茶もすべて飲めないです!なんてことになったら、、想像できない。

ストロングチューハイとエナジードリンク

この二つの共通点は、苦くて飲みにくいというコーヒーや酒を、女性や子供でも甘く飲みやすくして売っている事

ストロングチューハイは税金がビールより安いので安価に手に入るし、エナジードリンクも甘さで本当は苦みがあるカフェインを感じないから飲みすぎてしまう

エナジードリンクをウォッカなどで割ったカクテルは飲んではいけません

なぜダメかというと

アルコールを飲んでもカフェインの覚醒作用によって酔いつぶれる事なく飲み続けてしまいます
カフェイン含有アルコールによって衝動性が促進して事故や暴力行為につながることもあるそうです。

カフェインで仕事がはかどる

アルコールは食欲を刺激して眠気を誘う

カフェインは生理的欲求にあらがって飢餓と過活動に追い込むのだそうです。

7~8世紀頃、茶をのみはじめた中国は、人口が爆発的に増え

三国志では、お茶は貴重な
って言ってた

ヨーロッパでは清潔な水が手に入りにくいので、アルコールを飲んでいたのですが、17世紀にコーヒーが入ってきてから事故が減ったり、勤勉になるなど劇的に進歩したそうです。

昔は危ない薬も普通に売っていた

ヒロポン(メタンフェタミン)覚せい剤が昔は普通に薬局で売ってたというのは衝撃ですが、依存症にならなかったのかな

使う人も、売る人も制度にまかせるではなく、自分の頭で考えないといけないと思いました。

登録販売者は、お医者さんの処方箋なしで、2類と3類の医薬品の販売ができる資格ですが、2022年の新潟県の登録販売者試験を9歳の子がクリアした事が書かれてます。実務経験が積めないじゃないか。でもすごいな。登録販売者の資格を持っている人が医薬品の適正使用について説明できるかとおっしゃってて、どっきりします。

インターネット販売

コディンや、メチルエフェドリンが入ってるものは、ネット販売しないほうが良いと思うんだけどネットを見ると、薬剤師じゃないと売れない1類も並んでる買う時に説明文は読まないといけないけど、なぜだろう。

色んな方法でたっくさん買うことができちゃうじゃないか

まあ、処方箋をもらって出してもらう薬も、病院を何件かはしごすると、売ってもらえるけど

これからマイナンバーカードで調剤薬局で管理されるようになると、できなくなるのかな。

昔はコディンを子供に処方していたこともあるそうです、依存性が高いのと、副作用が危険です

催眠鎮静剤のアリルイソプロピルアセチル尿素も、ブロモバレリル尿素も、お医者さんの間ではもう処方されない薬なんだそうです。

今、お店では、販売するのに説明は義務付けられています。でも、この本に書かれていた、ネットで売れている薬の上位3つにこれらの薬が配合されている事を考えるとちょっと怖いです。

他にも興味深いお話がたくさん載ってました。

魅力的な薬物は人を狂わせるのね

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