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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

伊予市のコミュニティセンターIYO夢みらい館で、この映画の企画があったので見てきました。公共の図書館でも、人が一杯いるニューヨークの図書館は違う。このドキュメンタリー映画は静かな映画でした。

本の貸し出しをしてくれる施設というだけではなく、ダンスをする会とか就職を斡旋するプレゼンとか、一冊の本についてみんなで語り合う会とか、皆が自由に図書館をつかってました。

ここに出てくる人は皆、話をするのがうまいんだ。

目次

知識が無いと、皆が何をやっているかわかりにくく難しい

図書館で行われるいろんな集まりの映像を見ましたが、その人が読んでいる本とか、話している内容について自分に知識があれば、もっと面白かったのだろうなって思います。

地域の図書館は、本を探してくれる場所という認識でしたが、ここでは、自分のルーツを探るために資料を探しに来る人や、古代の資料を読みに来る人などから尋ねられるマニアックな質問にも職員の方が答えていました

NYPLデジタルコレクション

100年前の資料もあるんだから、すごいよね。

昔の資料をデータにして誰にでも見られるように

作中で図書館にあるものを、誰でも見られるように、データにして残すということを検討していました。

著作者にもお金が出る仕組みにしたいと。そうしてくれたら、日本からニューヨークの図書館の資料をみることもできるのか。

別館の映像もあったのですが、そこに住む人たちによって、雰囲気もやってることも違ってました。

興味があって自分が理解できるものじゃないと、参加できないですもんね。

いろんな人種の人たちがあつまるニューヨークだから

アメリカって、黒人や先住民を奴隷にしてきた歴史があります

皆が法の下に同じ幸せに生きることができるという権利を持っているということを勝ち取った歴史があるから、スピーチがこんなにうまいのかな

奴隷の中にも奴隷制度に反対し、当時の権力者の邪魔になったことによって捕まった聖職者がいたことや、当時の政治についてのスピーチもありました

みんなが知識を得る必要がある。と職員さんがいろんな工夫をして図書館のサービスを市民に還元していたのがすごかった。

ネット環境の貸し出しや、そもそもパソコンを使えない人のためマンツーマンで教える人もいて、別館では、来る人によって違う取り組みをしてました。

図書館についてのスピーチ

女性が図書館について話していたのが

図書館は、本ではなくて人だと。本も、人が書いたものだから、確かに本との出会いも人との出会いになりますね

何か調べものをしているときに思うんですが、本やネットで知りたいことにたどり着けない時は、知っている人に聞いたり、ネットの知恵袋を利用すると早く答えがわかります。

身近にそんな施設があったら、分からないことを分からないままにしなくてすみそう

図書館司書さんの現実

田舎だからかもしれないけど、図書館で本について教えてくれる司書さんって、2年ごとの契約更新で、給料も上がらないので、女性が多いと聞いたことがあります。今は違うのかな。本が好きな人は多いから、給料少なくても図書館で働きたいって人は多いです。

私が住んでいる町では、アルバイトの方が本の貸し出しをしています。

人口が少ない町だと税金で運営しているのだから仕方ないし、住んでいるところが、ものすごい田舎だと、車で図書館に行かないと子供だけで利用することは難しいかもしれません。

司書さんが図書館にいてくれて気軽に質問ができたら、もっと図書館をたのしめるかも。

権利がある

行くところがない浮浪者の人が寝るところとして図書館を使うことがあるかもしれないけど、その人たちが図書館で、仕事を見つけたり、情報を得たりして社会に混じることができたらすごいよね。

自分の居場所を図書館で見つけることができるというのも、移民が多い国の工夫なのかな。

物価が高いし、円安の今、外国のどこかに移住することは考えにくいけど、こんな施設があったら、そこを頼りにその国に居場所をつくっていくことができそうですね。

静かな映画でしたが、見て良かったです。3時間半くらいあるから、寝そうでした。

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