今日は発達障害を持っているとおっしゃっている二人の本を紹介します。途中アマゾンプライム作品も紹介します。
子育てをしているときに読みたかったなあ。20年前には無かったなあ
吉濱ツトム 発達障害とどう向き合うか
この人、小さいころ手が付けられない子だったらしいのですが、事故で頭を打ってから、知能が発達したそうです。
そんなことあるの!?
それから自分で困ったことを減らすため試した経験を活かし、今は発達障害がある子供のメンタルトレーナーをされてます。
1995年まで発達障害の人は、周りの人がお世話をするだけ。
資格をもっている人に聞いても、自閉症を持っている人のいうことは周りの人が聞いてあげてないといけないという授業を受けていたそうです。
1981年に自閉症スペクトラムという概念を提唱され、2013年に広汎性発達障害をすべて単一の自閉症スペクトラムととらえなおすことになりました。
研究され続けて情報が新しくなっている
発達障害の人がパニックにならないように、わかりやすく片付けしたり、理解しやすい標識をつくったり呼びかけが考え出されたりしています
障がいがある人自身がこうするといいという提案をしてくれるのは新しいです!
この本によるとコミュニケーション不全、対人関係不全は限定された興味と執着から生まれます。
血液中のコルチゾールが高くてセロトニンが少ない日本人は、発達障害の傾向がある人がもともと多いんですって
セロトニンは安心ホルモン
コルチゾールはストレスホルモンと言われます
この本が面白かったので他の本を買ったら、スピリチュアル色が強かった!
スピリチュアルについては、面白いけど、私には本当かどうか確認できないのが、残念
吉濱さんのメンタル安定方法
とにかく頑張れとか、言われてもがんばれませんが、具体的な方法を教えてくれると実行しやすい。
砂糖好きで、めちゃくちゃな食生活をしていたころは感情のコントロールができなかったけど
1.メンタルと体をつよくするために、サプリメントで脳に栄養を補給
糖と炭水化物は快感をつかさどる脳内ホルモンエンドルフィンを大量に出します
取りすぎると糖質をとっても、血糖値があがらない低血糖になり、低血糖になると熱や力をつくれず、基礎代謝が低下。
体は無理に血糖値をあげようとして、アドレナリンやノルアドレナリンを過剰分泌させると情緒不安定になるので発達障害がある人は糖質を制限したほうがいいようです。
2.運動する
正しく栄養をとって、だるさや疲れが改善したら運動する。はじめは環境圧力によって務めて運動するようにしていきます。
3.規則正しい生活を送る
だらだら生活をする人は取りかかるのに時間がかかるから、まずは規則正しい生活を送ることだそうです。
4.自分大好き宣言をする
劣等感が強い人は毎日20分「無条件に自分が大好き」というようにする。
5.砂糖をとらないようにする。
「砂糖を取り続けると来る未来」というテーマで、自分でしらべて超具体的なレポートを書いて繰り返し読み、恐ろしさを理解するというのが吉濱さんが砂糖中毒から抜け出した方法だそうです。
砂糖をたくさんとって、運動をしなかったときはメンタルも体調も最悪だったそうです。
砂糖は癖になるので、自分自身で決まりをつくったり、怖さを知って少量にできたらと思います。
あまくない砂糖の話
甘くない砂糖の話という映画。アマゾンプライムで見ることができます。
自分自身で人体実験、一日40個の角砂糖を取り記録を付けます。
体を張ってレポートしてくれています。砂糖は人格も変えます。いらいら怒りっぽくなるようです
食べたすぐは幸せな気分になるけれど、躁うつ病でもないのに砂糖を食べるとハイになり、切れると気分がおちこむというのは、まさに麻薬!
40個も角砂糖を毎日食べる生活を続けると目覚めた時からすぐ砂糖がほしくなるそうです。
具体的な商品名も出ていますが、毎日たくさん炭酸飲料を飲んで歯を26本抜いた青年や、腎臓の病気になって早く死んでしまう人たちの描写はかわいそうでした。
おいしくてやめられないけど
体調が悪い人は、知っておかなくては!
借金玉 発達障害の僕が食える人に変わったすごい仕事術
この本も面白かったです。文章から一生懸命生きている人っていうことが伝わります。
コミュニケーションがうまくいかず、なくしものをよくする筆者は
困っていることと解決法を面白く書いてくれています
早稲田大学卒業で起業の経験があるって、すごい人だと思うんですが
休むことができないから成果を出していると書いています。
過集中しがちな著者がおすすめしている勉強法は一日30分ずつ勉強することだそうです。
なくしものをしない方法
本質ボックスをつくり、どこに片づけたらいいか分からないモノを入れておく
種類は3つまで、①仕事と②貴重品と③雑なものを入れる箱をつくり放り込んでいきます。
1.神棚に絶対なくしたらいけないものを置く
私も片付け嫌いなんですが、この人の言うモノをなくさないために神棚に大事なものを置いておくというのを、まねさせてもらっています。
2.体にくっつけておく
忘れないために首から下げておくとか、はなから持たないとか、体にくっつけておくというのも良いアイデアです。私もやってます。
3.保険をかけておく
いろんなところにいるものを分散しておいておく
ドングリを隠すリスのように、いろんなところに名刺入れを入れておくというのもいい方法だと思い実行しました。
今のshibo家には消しゴムとシャーペン、ボールペン、ものさしが山ほどあります。
社会の決まりに従う
会社の飲み会とか、気を遣うし、しんどいし行きたくないなあと思う私に、借金玉さんは、部族の掟だから仕方がないというあきらめ方を伝授。
部族って、偉い人の作った決まりが絶対ですから、ただの社員は従わねばです。会社にいるときは、何も考えずにやることだけやるのです
部族の3大通貨
- ①ほめる 先輩に仕事を教えてもらうのは当たり前ではない
- ②面子 ボス猿には敬意をはらうこと
- ③あいさつ くだらないけどやったほうがいい
飲み会で退屈しない方法
- ①気を遣う
- ②靴をそろえる
- ③お酌する
- ④しゃべらずに聞く
雑談の方法
- ①ひたすら同意
- ②笑顔
無根拠に他者の生を肯定すること。この方法だけを読むと失礼に見えるけど、本人は一生懸命なのよ。
頑張りすぎて、うつになったときは
最後のほうに、借金玉さんが、うつだったときのことも書いてくれています。
うつのときにしたことは、砂糖入りのストレートティーを枕元において寝る。ということです。
健康な人から見ると怠けているように見えますが、うつになると、本当に動くことができなくなるので、この方の書く文章は限りなくやさしいとおもいます。
皆一生懸命生きている
岡田斗司夫さんが、アスペルガーなど、何らかの障害を持っている人ばかりの職場で働いている人たちの話をしていました。
各自仕事を没頭してやるので、コミュニケーションに支障はあるのだけど、人に興味がある人がいないため、どこの学校に行ったの結婚しないのなど悪口やウワサを言う人は全くいない
ズバズバものを言うアスペルガーの上司が部下を守ってくれる
妄想で誰かと戦っているなど、困ったことがあったら誰かが指摘して本人が気づくことでまたうまく回るようになる
そこでは人を適材適所に配置してものすごい生産性をあげているそうです
飲み会も、待ち合わせなどせず、皆がバラバラに集合して最初の一杯も生ビールではなく、ジュースでも何でも自分が好きなものを頼んでいるそう。
そこでは、普通の人が会社を辞めていくそうです。
普通って何だろうね
自分のいいところを伸ばしていけると、自分の居場所が見つかるのかも
人ってたくましい。自分を理解して、好きになったほうがいいし、自分に合う所にいたほうがいいよね