コスタリカの本が出ていました
以前コスタリカの映画を見てからその後のことが、気になってたんですよ。
軍を持たない代わりに、医療と教育にお金を使っていて、とても良い政治をしてる国だけど、貧富の差が出てきて、治安が悪くなっているという話を聞いたので。
いいことをしてても、維持するのって難しいですよね。
弁護士なしで訴えることができる。
この本を読んでの結論ですが、コスタリカは、色んな問題があるけど、話し合いで解決していっているそうです。
映画では2004年に大学生が総理大臣を違憲で訴え勝訴する話を紹介しましたが、今回読んだ本には小学生がお父さんに虐待を受けたお兄ちゃんが施設に連れ去られてしまったと裁判所に訴え、お兄ちゃんが保護されたという話が載っています。
日本では考えられない話です
違憲だと思ったら、決まった書式などなく、誰でも電話でも何かに書いてでも訴えることができるそうです
訴えを起こすのは何語で書いてても良いし、外国人でも良いらしいです。訴えを起こした最年少は4歳の子だそうです。2か月で判決が出ます。
日本みたいにお金が絡まなくって良いなあ
子供も大人と同じくらい尊重される
子供が選挙のボランティアができるというくらい、政治や、法律への門が開いています。
子供でも話を聞いてもらえるのだから、政治にも興味がでるよね。
日本だと義務教育で落第することはないけど、コスタリカは小学3年生から落第させます。ついていけなかったら夜学にも行って、下級生と一緒に学ぶそうです
子供は国が民主主義を責任をもって教えるから、平和と人権を習い、自分はかけがえのない人だということを理解するのだとか。
自然エネルギーで発電
コスタリカは電気の90パーセントを水力発電と地熱発電で賄っています。
地熱発電の技術を提供していたのは日本です。温泉が沢山ある日本で地熱発電で電力を賄うことは可能といいます
コスタリカは環境先進国で、自然をとても大事にしていて原発は作らないと言ってます。
医療は無料
お医者さんは国家公務員で、医療は無料ですが、お給料が少ないので自分のやることやノルマを果たした後は
自分の病院で診察する。保険が効かず高額な治療費になるけど、待たずに医療を受けることができるそうです。
不公平感がないですね。無料だからすごく待たされるけど皆医療を受けられます
移住もOK
月6万円の収入があればコスタリカに移住することもできるので、アメリカや日本から移り住んで老後を過ごす人も増えてきてます。
争っていた隣の国のニカラグアから逃げてくる人も、コスタリカで大人は仕事を見つけて子供は勉強ができるのでありがたいのだけど、働くスキルがない親は貧困のまま貧民地区に住んだり、数万人規模で入国して暴動をおこす人を強制送還するなど、むずかしい対応もあるようです。
コスタリカに移住するのも良いですね。
コスタリカコーヒーも生産しているので、買ってみても良いかも。
コスタリカって、日本に比べるとインフラも整っていないけど、心は豊かそうですね。