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ニーチェのふんどし

大学の先生をされてる藤森かよこさんの本を読みました。

人のふんどしで相撲を取るって、強い人のふんどしを借りるに限ると思うんですが

ドイツの超有名思想家ニーチェのふんどしで相撲をとったら、とても強そうで誰でも論破できそう

目次

キリスト教

巻末にニーチェの思想をオネエ言葉で分かりやすくまとめてくれてました。

難しすぎて読めないからすごく助かる

キリスト教は、イエスキリストの思想をまとめてできたわけではないという事を前置きして、キリスト教の弱者救済のことをこう言ってます

弱いものをみじめな状態に置くこの世界はダメな世界で、本当の世界は天国や神の国にある

強者によって動かされている世界で、強者は天国に行くことができない

弱者は守られなくてはいけない。そんな中弱者ぶりっこをして共同体から利益だけ持っていこうとする人がいると、奪われる人が弱者になるのかな。

本当の弱者って何だろ

ニーチェが言ったルサンチマンというのは、弱いものが持つ復讐心のことで

現実には反撃できないけど想像上の復習によって埋め合わせをします

今流行っている異世界転生ものがルサンチマンの分かりやすい説明です。

弱い人が異世界に転生して悪を滅ぼす話。悪役令嬢に転生して人生をやりなおす話。いいねえ、レベルアップしてやりなおしたい

いい人戦略

かよこ先生は「誰の人生も悲劇で皆負け戦」と言います。

あんなに賢いニーチェも大変な人生だった

人とはとても恐ろしいものだと覚悟しておくこと

お人好しな優しい人が損をする実例はこの本の中に書いてあり

5年家賃を滞納した無職の男が、お人好しの家主をめった刺しにして殺した事件のことを紹介しています。

相手に尽くして成果を上げるほどリスクが上がるのは、源頼朝や北条政子の実家の所業を見たらわかる。

アホでダメな私を見せておき、トラブルが起きたらさっさと逃げることだと書かれてます

これを読んでたら失敗や大変だったことも、皆元気だしこれで良かったのかなって思える

岡田斗司夫のホワイト革命

私が最近気になってるルッキズムのこととか、お笑い番組がクリーンになってきたとか、自分で考えてもこんなに深く考えられないと思いつつ読みました

私は有能でも何でもないけど、youtubeなどを見て、すごいお答えにたどり着けそうな気がしてたのに、たどり着けないモヤモヤにこの本で答えが出た感じです

パソコンが出始めた1995年からホワイト革命がおこると岡田斗司夫は言っていたそうです

ホワイト革命はネットの普及で自分で情報発信できるようになったことによって、自分の良いイメージや評価を広められる人が勝つ

ネットによって、悪事も暴かれてしまいます。フェイスブックなどに強すぎる思想を書くとかは調べられるから止めた方がいいとも

道徳的な思考は,個人だけではなく、企業にも求められます。

ルッキズム

今の世の中、ドラマもアニメも映画も美男美女が沢山。

「外見でなく中身が大事というかつての正論が通じなくなっている」

「お笑いのネタが綺麗になっている。外見いじりや下ネタ。差別、貧困、動物虐待、悪口陰口ダメ

と書かれてます。

姿が綺麗だったら精神が綺麗なのか、というわけではなく上手く立ち回った人が人気が出るということ

読んでみてほしい

農業国のフランスで、人は週休3日で働いて1か月バカンスに行けるのは何故だろう

アフリカのフランス旧植民地に科している年間56兆円のお金で豊かな生活ができるそうです

それではアフリカは豊かになれないよね。日本も難しいけど上手く外交しなくては、いつのまにか搾取されてしまう。というか、もう宗王国に日本のお金を貢いでいる政治家がいる

ホワイト戦略で武装しつつ論破するような恨みを買う真似はしない。これは、中野信子さんがおっしゃっていた京都人のふるまいと似ているなあと思いました。

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